Short essay about ワンダーウーマン

今回鑑賞した映画は、「ワンダーウーマン」です。

主演はガル・ガドット監督はパティ・ジェンキンス

キャッチコピーは「美しく、ぶっ飛ばす。」

物語はアマゾン族の王女で最強の戦士、ダイアナ・プリンスの活躍を描きます。

 

アマゾン族の女性だけが暮らす島で鍛錬を積み重ね、能力を覚醒させた王女ダイアナ。

偶然、島に漂着した米軍パイロットの男性との運命的出会いが転機に。

男性が語る世界大戦の悲劇と人々への脅威が王女の理想と使命への想いに火をつけます。

 

人々に愛されてこそのスーパーヒーローは強く、美しく、人々と異文化に馴染み、純粋。

初めてのアイスクリームに驚嘆するダイアナの隔たりを感じさせないシームレスな

キャラクターは、女性からの憧れをも抱かせるスーパーヒーロー像なのかもしれません。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about ぶあいそうな手紙

今回鑑賞した映画は、「ぶあいそうな手紙」です。

主演はホルヘ・ボラーニ、監督はアナ・ルイーザ・アゼヴェード。

キャッチコピーは「人間、最後の最後までわからない。」

物語の舞台はブラジルの地方都市ポルトアレグレ。監督の出身地だそうです。

 

妻を亡くし、アパートで独り暮らしの78歳の男性に届いた一通の手紙。

視力を失いつつある男性に手紙の代読と返事の代筆を頼まれる23歳の女性。

二人の偶然の出会いと交流が、人生を変えるきっかけに繋がっていきます。

 

作品は、人生を振り返り、見つめなおし、踏み出す瞬間を捉えます。

描かれるのは年齢を重ねても失われないラテン男の心粋と真心なのかもしれません。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about 海賊とよばれた男

今回鑑賞した映画は、「海賊とよばれた男」です。

主演は岡田准一、監督は山崎貴

キャッチコピーは「全てを失った日本で、未来を睨み付けた男がいた——。」

 

敗戦に俯く日本。

物語は不可能を可能にする行動力で日本の経済史に名を刻む出光興産の創業者、

出光佐三氏をモデルに、戦後の時代背景や経済事情に立ち向かい、挑戦し続けた

男たちの人情と幾多の試練との戦いを描きます。

 

作品にも登場する「士魂商才」とは渋沢栄一が残した言葉。

会社とは何か、経営者とは従業員とは何か、真に働くとはどういうことか。

努めて難関を歩いてきたという出光佐三氏の信条、理念が熱く溢れます。

 

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Short essay about 劇場版ラジエーションハウス

今回鑑賞した映画は、「劇場版ラジエーションハウス」です。

主演は窪田正孝、監督は鈴木雅之

キャッチコピーは「ひとりで闘う必要なんてない」

 

医療機器も医薬品も物資も充分にない無医の離島で拡がる未知の感染症

物語は偶然島に居合わせた一人の医師と八人の診療放射線技師たちの活躍を描きます。

テレビドラマからの劇場公開作品です。

 

「ラジエーションハウス」とは放射線科のこと。

診療放射線技師」は、厚生大臣の免許を受けて、医師または歯科医師の指示のもとに、放射線を人体に対して照射することを業務としている者をいう。” のだそうです(出典:広辞苑)

 

描かれる医療の使命と利他、懸命な努力への感謝。

互いに認め合い、危機を乗り越え、成長していくチームの姿。

成長へと導くのはまさに修羅場。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about V フォー・ヴェンデッタ

今回鑑賞した映画は、「V フォー・ヴェンデッタ」です。

主演はナタリー・ポートマン、監督はジェームズ・マクティーグ

キャッチコピーは「自由を!永遠に!」

 

物語の舞台は近未来のイギリス。

第三次世界大戦終結後、アメリカは崩壊、イギリスは独裁国家に変貌。

イギリス政府による弾圧と支配に苦しむ人民は陰鬱な生活を強いられています。

 

物語は独裁政権に立ち向かい、自由を勝ち取る革命に挑む仮面の男と人民を描きます。

 

決して人民全員が革命に立ち上がるわけではありません。それも現実。

何を選択するにしても、何を回避するにしても、チャンスは平等にある。

自由の正体は、より良い世界という目的実現のために行使できる自らの意識と行動

なのかもしれません。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about オフ・ザ・メニュー 恋は最高のスパイス

今回鑑賞した映画は、「オフ・ザ・メニュー 恋は最高のスパイス」です。

主演はダニア・ラミレス、サンティノ・フォンタナ、監督はジェイ・シルバーマン。

キャッチコピーは「ハートも胃袋もわしづかみ」

 

物語の舞台はアメリカ南西部に位置するニューメキシコ州

姉が社長を務める外食産業の会社で重役として働く男性。

仕事はそっちのけで、体づくりのトレーニングに余念がない彼に与えられた社長命令は、新メニュー考案のミッション。

渋々出かけたニューメキシコで遭遇した小さなレストランの代表料理の旨さにヒットを確信し、商品化することを思いつきます。

 

ニューメキシコ料理と呼ばれるトウガラシ(チリ)料理が食欲をそそります。

ちなみにトウガラシはニューメキシコ州の「州の野菜」のひとつなんだそうです。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about ディア・エヴァン・ハンセン

今回鑑賞した映画は、「ディア・エヴァン・ハンセン」です。

主演はベン・プラット、監督はスティーブン・チョボスキー

キャッチコピーは「思いやりでついた嘘。そして、たどりついた本当。」

 

メンタルヘルスに不調を抱えている青年は医者の勧めで自分宛の手紙を書いています。

誰にも見られたくない内容が綴られた、治療を目的とする自分宛の手紙。

しかしその手紙と、口を衝いて出た嘘が、通っている高校や地域を巻き込んだ騒動へと

発展していきます。

 

悲しみ、苦悩、後悔を抱える家族に寄り添おうとした青年の嘘。

たとえそれが悲しい事実だとしても、嘘で悲しみを癒すことはできない。

求められていたのは優しさや思いやりや礼儀正しさではなく事実。

 

はじめから事実を伝えられていたら、物語が成立しないのかもしれませんが。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。