Short essay about ミリオンダラー・スティーラー

今回鑑賞した映画は、「ミリオンダラー・スティーラー」です。

主演はギレルモ・フランチェラ、監督はアリエル・ウィノグラード。

キャッチコピーは「貧富の差を《銀行強盗》でぶっ壊せ。」

2006年、アルゼンチンで実際に起こった五人組の犯人達による銀行強盗事件を題材にした作品です。

 

狙うのは銀行の貸金庫。

下水道からトンネルを掘削し、貸金庫に繋げて侵入する計画を思いついた主人公。

銀行強盗の経験も、トンネルを掘ったことも、資金もない主人公はスポンサーを探し当て、チーム(?)に招き入れます。

 

なぜやるべきなのか、いつまでに実現するか、何が足りなくてどうやって補うか。

細分化された犯罪計画をチームでひとつひとつ実現していくプロセスが描かれます。

 

チームワークが全てのメンバーに要求するもの、自覚と貢献。

銀行強盗のパフォーマンスもチームワーク次第であることは間違いないようです。

 

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Short essay about 太陽の子

今回鑑賞した映画は、「太陽の子」です。

主な出演は柳楽優弥有村架純三浦春馬、監督は黒崎博。

キャッチコピーは「僕らは、未来を作っていると思ってた——」

 

物語の舞台は第二次世界大戦下の京都、終戦間際の1945年夏。

日本軍による密命を受け、京都帝国大学の研究室で行われていた原子爆弾の開発。

若い科学者たちのほとばしるような情熱と差し迫っていく事態への苦悩が描かれます。

 

第二次世界大戦終結させた2発の原子爆弾

原爆投下直後の現地調査に赴く科学者の目に打ちひしがれた様子はありません。

残されたものたちの復興への誓い、平和への誓いが込められた作品のように感じました。

 

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Short essay about クーリエ:最高機密の運び屋

今回鑑賞した映画は、「クーリエ:最高機密の運び屋」です。

主演はベネディクト・カンバーバッチ監督はドミニク・クック

キャッチコピーは「世界の運命は、一人のセールスマンに託された。」

 

キューバ危機の緊張に世界が固唾を飲んだ1962年10月。

物語は緊迫する欧米諸国とソビエト連邦間の諜報戦に焦点をあて、

核戦争勃発回避の舞台裏に実在した英国人ビジネスマンを描きます。

 

諜報員としてスカウトされるなんてことは身近なことではありませんが、

命の危険、孤独、犠牲、如何に多くの献身が世界の平和と秩序の維持の

礎を築いてきたのだろうと身につまされる、そんな作品でした。

 

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Short essay about モーリタニアン 黒塗りの記録

今回鑑賞した映画は、「モーリタニアン 黒塗りの記録」です。

主演はジョディ・フォスター、監督はケヴィン・マクドナルド

キャッチコピーは「あれから20年——暴かれたアメリカの闇」

 

アメリ同時多発テロ後、テロリスト勧誘の疑いで米軍基地に14年間収容されて

いた実在の人物の手記を基にした作品です。

 

拘束された容疑者に向けられる尋問、拷問、自白の強要。

仄めかされる家族への脅威。起訴されることもなく続く拘禁。

無実の容疑と闘う人権派弁護士による本人への面談と証拠文書の調査は難航。

拘束中に出版された手記はアメリカ政府の検閲により黒塗りだらけ。

 

絶望的な投獄の日々を耐え抜いた精神力を支えたもの。

正義とは。赦しとは。

真実の力、信念の力が試される、そんな映画のように感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about 思い、思われ、ふり、ふられ

今回鑑賞した映画は、「思い、思われ、ふり、ふられ」です。

主演は浜辺美波、監督は三木孝浩。

キャッチコピーは「恋、それぞれの 結末へ」

 

高校生4人の恋愛、悩み、成長、輝きを綴る物語です。

仲間からの支えようとする気持ちや言葉が勇気になる。

感情に正直に、素直になることに臆病になる必要なんてない。

あなたの純粋さは、あなたの強さになる。

 

誰かを想うときの心情の美しさ、決意のこもった表情の瑞々しさに溢れた表現力が印象的な映画でした。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

Short essay about 99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE

今回鑑賞した映画は、「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」です。

主演は松本潤、監督は木村ひさし。同名TVドラマの劇場版作品です。

キャッチコピーは「深山、ついに敗れるー!?」

 

99.9とは日本の刑事事件における裁判有罪率とのこと。

物語は刑事事件専門の弁護士が、0.1%の無罪の可能性に挑み、

15年前に起きた事件の真実を追い求める姿を描きます。

 

作品ジャンルは法廷ミステリー、でしょうか。ですが、法廷シーンはほとんどありません。

先入観を捨て、観察、調査、検証、再現を通じて、あの手この手の隠蔽工作の虚を暴きます。

刑事事件弁護士の真実に挑む熱量と爽快感が感じられる作品でした。

 

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Short essay about モスル ~あるSWAT部隊の戦い~

今回鑑賞した映画は、「モスル ~あるSWAT部隊の戦い~」です。

主演はアダム・ベッサ、監督はマシュー・マイケル・カーナハン

キャッチコピーは「その戦いは彼らにのみ許された。」

 

舞台となるモスルは古代ニネヴェの遺跡でも知られるイラク北部に位置する都市。

イスラム過激派組織による統治と激しい戦闘で、街は荒廃の一途をたどっています。

 

戦闘が続くモスルでイラクSWAT部隊に命を救われた青年は、部隊長に誘われ入隊を決意。

その場で銃を渡され、任務遂行の地に向かいます。

 

隊員にも明かされない任務は常に死と隣り合わせ。

命を失っていく隊の仲間。飛び交う銃弾の犠牲となる市民。親を失った子どもたち。

 

隊員たちは彼らにのみ許された任務のため死に物狂いで戦い、生き延びることを誓う。

それだけの価値のあるもののためにこそ戦う。そんなメッセージが込められた映画でした。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。