Short essay about 愛と闇の物語

今回鑑賞した映画は、「愛と闇の物語」です。

主演はナタリー・ポートマン、監督、脚本を主演のナタリー・ポートマンが務めています。

キャッチコピーは「美しき陰影で織りなす、少年が見つけた”愛”」

 

物語はヨーロッパにおける第二次世界大戦後の大混乱とユダヤ人迫害の恐怖から逃れ、

英国統治下のエルサレムに移住した夫婦と幼少の息子の三人家族が夢見た希望、愛、

苦悩を描きます。

 

日々の生活の不安、不満、心理的ストレスにより、徐々に心を蝕まれていく母親。

雨雲に覆われた空のように輝きを失っていく瞳。息子に語られる創作の物語。

母の感情の機微を気遣い、母に寄り添う少年は作家となり、母への想いを綴ります。

 

当時の複雑な時代背景や、エルサレムの地理的、歴史的な背景など難しく絡み合う

テーマが扱われていると感じますが、戦争という大罪や迫害に絶望を味わってきた

ユダヤの女性たちに捧げられた作品のように感じられました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。