今回鑑賞した映画は、「17歳の瞳に映る世界」です。
主演はシドニー・フラニガン、タリア・ライダー、監督はエリザ・ヒットマン。
物語の舞台はアメリカ。
中絶手術のためペンシルバニアからニューヨークへ向かう17歳の少女。
旅の同伴者は同じ年頃の従姉妹。
未成年者が親の同意なく合法的に中絶できるニューヨークの制度。
親には絶対に知られたくない妊娠の事実、クレジットカードは使えない。
泊まるところにも満足な食事にも事欠くギリギリの旅費。
気丈な振る舞いも、悲しみも、不安も、痛みも、淡々と受け止め、寄り添う二人。
制度を介して一人一人の個の事情に踏み込み、支援を提供する職員たち。
原題は、”Never Rarely Sometimes Always”
涙にむせぶ少女。覆ってきた事実と孤独に向き合えた瞬間だったのかもしれません。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
