Short essay about ボーイ

今回鑑賞した映画は、「ボーイ」です。2010年公開の作品です。

主演はジェームス・ロールストン、監督はタイカ・ワイティティ

ワイティティ監督は本作に主人公の少年ボーイの父親役として出演しています。

物語の舞台はニュージーランド、監督の故郷ワイハウベイで撮影されたそうです。

 

刑務所を出所し、自宅近くに隠している現金の回収のためだけに戻ってきた父親。

理想の父親像を夢見ていた11歳の少年は7年ぶりの父親との再会に歓喜します。

毎日、少年を手下のように扱い、自分を将軍と呼ばせ、老齢の親の金をせびる父親。

理想像とはかけ離れていても父との生活を楽しみ、父の真似をして喜びを表す少年。

 

大人への一途な憧れと健気さが溢れる子供の眼差し。

11歳の少年の輝く瞳がいつまでもそうあり続けるよう一番身近なヒーローでありたい。

そんな監督の気持ちが込められた作品のように感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。