Short essay about あなたの名前を呼べたなら

今回鑑賞した映画は、「あなたの名前を呼べたなら」です。

主演はティロタマ・ショーム、監督はロヘナ・ゲラ。

 

物語の舞台はインド第二の都市、ムンバイ(旧ボンベイ)。

経済発展著しい世界都市ムンバイで出会った男女。

アメリカ留学を経て、建設会社社長の父のもとで働く御曹司の男性。

男性が暮らす高級マンションで働く住込みのメイドとして雇われた未亡人女性。

物語は徐々に惹かれあう二人の関係を阻むインド社会の身分制度や因習を描きます。

 

持つ者と持たざる者の拡がる格差。社会を支配する制度。縛られる価値観。

井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る

二人だからこそできた決断、選択という見方も今はまだあるのかもしれませんが、

これから先の未来、存続するもの、変えていくものを決めるのは今を生きる人々。

美しく変化していく社会であってほしいという思いが感じられた映画でした。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。