Short essay about 無実の投獄

今回鑑賞した映画は、「無実の投獄」です。

主演はラキース・スタンフィールド、監督はマット・ラスキン

 

実話に基づく作品。物語の舞台はニューヨーク、ブルックリン。

拳銃による殺人事件の犯人にでっち上げられ収監された無実の黒人男性と、

裁判の証拠、協力者、資金を集め、冤罪の証明に半生をかけた友人を描きます。

 

逮捕された男性は当時18歳、友人は17歳。

刑務所に収監されていた期間は21年。

「米国の受刑者数は240万人、12万人が無実と推定される」というテロップ。

 

「無実で投獄された人々に決して諦めるなと伝えたい」

映画のモデルとなっているコリン・ワーナー氏本人へのインタビューで語られたメッセージは、警察や司法や偽証への恨みや憎しみを微塵も匂わせません。

正義と潔白の証明のために自己犠牲を厭わない友人への感動と、挫けず、強く信じ続けることの偉大さが感じられる作品でした。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。