Short essay about ブルー・バイユー

今回鑑賞した映画は、「ブルー・バイユー」です。

主演、監督はジャスティン・チョン。

 

物語の舞台はアメリカ合衆国南部、ルイジアナ州

妻と妻の元夫との間に生まれた7歳の娘の三人で貧しくはあっても幸せに暮らす男性。

男性は韓国で生まれ、国際養子縁組で3歳から米国で生活しています。

些細なトラブルが発端で警察に逮捕され、米国の市民権が与えられていない事実が判明。

法律により、韓国への強制送還が執行されることが裁判所で決定されます。

 

米国を祖国として生きる男性に突如降りかかった非情な判決が家族を引き裂きます。

描かれる法律の隙間、人種や社会的地位への差別、偏見、自由の国への失望、失意、家族愛。

 

悪法も法なり

知らなかったでは済まされないのが法律であることを思い知らされる切ない一作です。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。