今回鑑賞した映画は、「日々と雲行き」です。
主演はマルゲリータ・ブイ、アントニオ・アルバネーゼ、監督はシルビオ・ソルディーニ。
経済的困難に陥った時、人はどう振る舞うのでしょうか。
男女、世代、社会的身分や地位によって振る舞いに違いはあるのでしょうか。
描かれる物語は登場する人物像によって異なるに違いありません。
作品では多様な人物が登場し、人々に共通する感情、不安や苛立ちを描きます。
あまりに直接的な相手への批判や罵倒に少々圧倒されるシーンもありますが、
そこは舞台となるイタリアの国民性なのでしょうか。
何を失い、何が残るのか、何に立ち向かおうとしているのか。
自分が立ち向かうべきものに気がついた時、道が開ける。
そんな気づきを与えてくれる映画のように感じました。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。