Short essay about ザ・ゴールドフィンチ

今回鑑賞した映画は、「ザ・ゴールドフィンチ」です。

主演は「ベイビー・ドライバー」のアンセル・エルゴート

監督はジョン・クローリー

 

物語は家族を失い孤児となった少年と様々な人々との出会い、美術館から消えた絵画の数奇な運命を描いていきます。

 

美術館で爆弾テロに遭遇した13歳の少年。一緒にいた母親はテロの犠牲に。

裕福で誠実な家庭に孤児として一時引き取られた少年でしたが、蒸発して、行方不明だった父親が現れます。少年を待ち受けていたのは父親と情婦との荒んだ生活。

父親は少年が相続した母親の死亡保険金を手に入れようと画策しますが事故死。

少年は家を出てニューヨークへ向かうことを決意し、近くに住む似た境遇の友人を誘います。

 

心の傷と孤独を抱え、17世紀のオランダ人画家による絵画の鳥に自分の姿を重ねる少年。

唯一とも言える心の拠り所である絵画の秘密が大きな事件に発展していきます。

 

少年の心を縛り続けてきた足枷からの解放の物語は、愛と友情と贖罪の物語でした。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。