Short essay about 画家と泥棒

今回鑑賞した映画は、「画家と泥棒」です。

ベンジャミン・リー監督によるドキュメンタリー作品です。

 

舞台は北欧の国ノルウェー

ギャラリーに展示していた絵画作品2点が盗まれた画家。

盗んだ泥棒たちはすぐに捕まったものの、盗まれた絵画作品の行方は不明のまま。

盗まれた絵画を探し出す行動を始める画家は、出廷した泥棒の一人に接触し、

あなたを描かせてほしい、と申し出ます。

 

泥棒と画家は加害者と被害者という感情的に難しい関係性と捉えがちですが、

二人が対等に映し出されるのは北欧あるいはノルウェーの精神性の表れでしょうか。

 

無関心から脱却することは難しいことではない。

画家と泥棒が芸術を共有し心を通わせあったように、孤独や愛情の渇きに苦しむ人と

共有できるものがきっと見つけられる。

そんなメッセージが感じられた作品でした。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。