今回鑑賞した映画は、「コンフィデンスマン/ある詐欺師の男」です。
主演はサミュエル・L・ジャクソン、監督はデヴィッド・ウィーヴァー。
詐欺と殺人の罪で25年の刑期を終え出所した男。
堅気として生きることを決意しますが、周囲の思惑に利用され翻弄されていきます。
元相棒の息子が持ちかけてくる裏稼業の誘い。跳ねつけることができない事情。
足を洗うはずだった詐欺の片棒を担ぐことになります。
手の込んだ派手などんでん返しは控えめ。
人間性を描いたドラマ、ハードボイルド、といった趣で物語は進みます。
静かな余生への儚い望みは打ち砕かれ、許されざる罪の意識に苛まれる男。
描かれるのは、罪を犯して生きてきた一人の男の贖罪、なのかもしれません。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。