Short essay about 乱世備忘 僕らの雨傘運動

今回鑑賞した映画は、「乱世備忘 僕らの雨傘運動」です。

陳梓桓(チャン・ジーウン)監督によるドキュメンタリー作品です。

 

きっかけは、2014年8月31日の中国政府による「8.31決定」。これにより、

共産党が支持しない行政長官選挙の候補者は排除できる仕組みの導入が決定。

香港の若者たちは撤回と民主的な選挙の実施を求めて街を占拠。

鎮圧に動く警官に若者たちが雨傘を手に抵抗したことから雨傘運動と呼ばれるそうです。

作品は運動に参加する中学生から社会人まで、五人の若者の言動と活動を記録します。

 

79日間続いた雨傘運動は排除され、決定撤回はおろか譲歩にも至りません。

雨傘運動が残したもの、繋いだもの、自らの信条と文化、価値観、圧力との折り合いを

保ちながら生きる香港の若者たちの自由が記録された作品のように感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。