Short essay about 燃ゆる女の肖像

今回鑑賞した映画は、「燃ゆる女の肖像」です。

主演はノエミ・メルラン、アデル・エネル、監督はセリーヌ・シアマです。

 

物語の舞台は18世紀のフランス。

伯爵令嬢と女性画家。お互いの魅力に徐々に惹かれ合う二人を描きます。

 

伯爵令嬢は意思に反する結婚が迫っていることを受け入れきれず心を塞いでいます。

令嬢の母は婚約者に贈る娘の肖像画を完成させることを女性画家に依頼。

ただし、肖像画を描いている画家であることを秘密にすることが条件。

 

令嬢の散歩に付き添い、記憶を頼りに肖像画を描いていく画家。

画家の視線は常に令嬢に向かいます。一方、はるか遠くの景色を見つめ続ける令嬢。

約束の期限が迫りますが、思うような肖像画が描けず焦る画家。

 

視線の先に映るもの、秘めたる思い、決意を支えるもの。

言葉で伝え、目で語る。言葉以上に届く眼差しもあるのかもしれません。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。