Short essay about ファミリーファミリー

今回鑑賞した映画は、「ファミリーファミリー」です。

主な出演は大川裕明、泉水美和子、彦坂啓介、監督は大川裕明。

 

認知症の母、引きこもる自立困難な兄、介護と生活苦を抱えて苦悩する弟。

追い込まれた環境の中、将来を悲観しながらも脳裏に浮かぶ子供時代の家族の団欒は、

あらゆるネガティブな感覚から解放されたいという弟の心の叫びなのかもしれません。

 

社会と福祉の果たす機能が制度を適用あるいは強制できるすべての人の元に届く社会。

切実さが見落とされず解決に近づけることのできる社会。

福祉の価値を高める政治への願いが込められた作品のように感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。