Short essay about ドライブ・マイ・カー

今回鑑賞した映画は、「ドライブ・マイ・カー」です。

主演は西島秀俊、監督は濱口竜介

 

主人公は役者。舞台演出家としても活躍しています。

4歳だった娘を病気で亡くし、19年目の法要の後、最愛の妻にも先立たれます。

喪失感と孤独を抱えながらも仕事に取組む主人公。

新作舞台に演出家として招聘され、舞台準備の期間中の専属ドライバーが紹介されます。

寡黙なドライバーは生きていれば主人公の娘と同世代の若い女性。

舞台準備は順調に進んでいきますが、出演者のひとりが起こした事件をきっかけに、

ある決意に辿り着きます。

 

誰もが皆悩みを抱えている。

人生では、どうにもならないこと、どうしようもないことが起きることがある。

事実を受け容れるも拒むも、自分を変えるのも自由。他者による無理強いは不可能。

自分の人生をどう歩むか決断できるのはやっぱり自分だけ。

何も忘れなくてもいいし、何かを諦めなくてもいい。感情と対話を重ねる。

 

村上春樹原作のドライブ・マイ・カー。

原作からの脚色の変化など対比させながら再観賞するのも良いかもしれません。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。