Short essay about コンプリシティ 優しい共犯

今回鑑賞した映画は、「コンプリシティ 優しい共犯」です。

主な出演はルー・ユーライ、 藤竜也,。監督は近浦啓。

 

技能実習生として来日したものの、職場の待遇に耐えられず逃亡した中国人青年。

偽名を名乗り、老主人が切り盛りする蕎麦屋で住み込みのアルバイトにありつきます。

 

法務省によると、職場から失踪している技能自習性の人数は毎年数千人に昇るそうで、

改善方策が強化されているとのこと。

 

日本の工場で働く息子を応援する中国在住の母親と祖母、生活に困窮する同郷の知人、

親切な隣人、自分を取り巻く周囲の全ての人に嘘をつき続ける生活の辛さ。

嘘によるメッキが剥がれ、失われる大切な関係、前途への絶望。

 

ワークライフバランスが社会でとりだたされる中、海外からの技能実習生が日本で

どんな環境に置かれているのか観るものに静かに突きつけます。

優しさとは、と問いかけてくる、そんな映画のように感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。