Short essay about ホテルニュームーン

今回鑑賞した映画は、「ホテルニュームーン」です。

主演はマーナズ・アフシャル、ラレ・マルズバン、監督は筒井武文

舞台はイランの首都テヘラン。日本とイランの合作映画です。

母と二人で暮らす大学生の娘。娘に打ち明けていない秘密を抱えた母。

閉ざされてきた過去への扉に関わる日本人男性。

母と娘を繋ぐ秘密をめぐる物語です。

 

秘密を抱えていることを悟られてしまった時点でもう秘密とは呼べない。

娘は母の行動に不審を募らせる。母は娘に過度に干渉してしまう。

この辺りの心理には親子の間での心情の影響もあるでしょうし、女性同士という相性や、

秘密にしてきた過去、宗教や文化的な背景が重ねられているようにも感じました。

 

日本の豊かさへの憧れがあった時代のようなものがノスタルジックたっぷりに描かれ、

日本人の暮らしや生き方も変わってきているのだなぁと感じられました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。