今回鑑賞した映画は、「プロミシング・ヤング・ウーマン」です。
主演はキャリー・マリガン、監督はエメラルド・フェネルです。
声だかに権利を主張する一方で、他者の権利、人生、希望を平気で奪う人々。
どこかおかしいご都合的な解釈に疑問を持つ人々、無関心な人々。
この映画ではとりわけ、女性への性的暴行に焦点をあて、観る者に尊厳を訴えます。
怒り、憤り、憤怒。人生とは何か、女とは、男とは。
性別、年齢、身分、性格、あらゆるもので自身を正当化しようとする周囲と、
孤立しながらも加害者たちを追いつめていく主人公。
物語を通じて、どこまでが主人公の計画にあったのかは知る由もありませんが、
エンディングでの加害者と主人公の対象的は姿は、それでもなお切なく哀しく、
看過できない現実を描いているように感じました。
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