今回鑑賞した映画は、「アクトレス 女たちの舞台」です。
主な出演はジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ、監督はオリヴィエ・アサイヤスです。
女優として数十年のキャリアを築き、表舞台で活躍を続ける女性の物語です。
突出したキャリアと安らぐプライベートの両方を手に収めるのは容易ではないのでしょう。
物語で描かれるのは、スター女優とマネージャーの関係。
役を演じるという職業に伴う苦悩、価値観への反発、傷つく自尊心。
最高のパフォーマンスをサポートすることを期待されるマネージャーの葛藤。
答えのない問いに向き合う日々の心理的ストレスに二人はどのように対処するのでしょう。
大女優とマネージャー、二人のオンとオフの対比にスイスの美しい景色が重ねられます。
過ぎゆく時の中で不変とも言える存在こそ、求めている癒しなのかもしれません。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。