Short essay about 鳩の撃退法

今回鑑賞した映画は、「鳩の撃退法」です。

主演は藤原竜也、監督はタカハタ秀太。原作は佐藤正午の同名小説。

キャッチコピーは「この男が書いた小説(ウソ)は、現実(ホント)になる。」

 

映画では舞台は富山。

元売れっ子小説家に転がり込んで来た大金、偽札を追う裏稼業の人物、複数の失踪事件。

新作長編の原稿に描写されるこれらの出来事は創作ではなく、実際の失踪事件の真相なのではないか。

作品をフィクションと捉えきれなくなり、事件関係者への調査を始める若き担当編集者。

偽札事件と失踪事件の顛末を少しずつ拾い上げ、線に繋げていく小説家。

 

迫る危機、失踪した家族の行方、絡み合う糸、導かれる結末。

小説作品の最初の読者である編集者をこれほど熱中させる小説、読んでみたくなります。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。