Short essay about ダンケルク

今回鑑賞した映画は、「ダンケルク」です。

主演はフィン・ホワイトヘッド、監督はクリストファー・ノーランです。

物語の舞台は第二次世界大戦下、フランス本土最北端の港湾都市ダンケルク

独軍に追い詰められた英仏軍を中心とする連合軍兵士40万人の救出作戦を描きます。

 

陸海空軍を結集して船舶での救出作戦を展開する連合軍、阻止しようとする独軍

極限の状況からの生還という使命に最善を尽くす兵士と軍幹部の意思決定が導く運命。

作品では、救援を待つ兵士たちの1週間、徴用船で兵士救助に向かう民間人の1日、

救援船を攻撃する独空軍機の阻止に飛び立つ英軍パイロットの1時間がシンクロします。

 

作品を通じて体感する戦場は、緊迫感と焦燥感に満ち、感覚が研ぎ澄まされていくようです。

何が起こっているのか状況が見えずとも感じる敵兵の気配、意思決定のための情報は不足し、

常に死が間近に迫る戦場に取り残される怖さに身を震わせながら必死に生き延びる。

そんな疑似体験が連続する作品と感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。