Short essay about アメリカン・ハッスル

今回鑑賞した映画は、「アメリカン・ハッスル」です。

主演はクリスチャン・ベール、監督はデヴィッド・O・ラッセルです。

舞台は1970年代アメリカ、司法取引でFBIの囮捜査に協力する詐欺師の物語です。

 

作戦成功の手柄を手に入れんと奔走するFBI捜査官。手柄のために部下に利用される上司。

儲け話に乗り遅れまいとするマフィア。架空のカジノ投資話と政治家の収賄

詐欺師とその愛人。夫の裏切りに冷静でいられないぶっ飛んだ妻。

もうてんやわんや。

 

アメリカでの実際の収賄事件に基づいた物語は、存在感たっぷりに登場人物を描きます。

人は自分が見たいように見るし、信じたいことだけを信じる、先入観から逃れるのは困難。

確証バイアスを利用したさまざまなトリックを駆使し、親密になり、信用させる。

騙されていたことに気づいた時にはもう後戻りできなくなっている。

 

騙される方じゃなくて、やっぱり騙す方が悪いよね、そんな映画のように感じました。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。