Short essay about 笑う故郷

今回鑑賞した映画は、「笑う故郷」です。

主演はオスカル・マルティネス、監督はガストン・ドゥプラットマリアノ・コーン

 

ノーベル賞受賞作家の40年ぶりの帰郷。

アルゼンチンの田舎町を舞台に、故郷の歓迎、騒動、人間模様を描く物語です。

 

ウィットに富む演出は、人々に共通する感情の機微をあぶり出し共感と笑いを誘います。

居場所を見出せない窮屈さと居心地の悪い周囲との距離感を生むのは、ライフスタイルや

関心事の違いではなく価値観への非難。田舎のネズミと町のネズミの寓話のような。

 

個性の強い作家のしたたかな態度は、作家という職業はなるほどこういうものか、という

ひとつのお手本が描かれた映画のようにも感じました。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。