Short essay about ブーリン家の姉妹

今回鑑賞した映画は、「ブーリン家の姉妹」です。

主な出演は、ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソン

監督はジャスティン・チャドウィックです。

舞台は16世紀イギリス。

国王ヘンリー8世の寵愛をめぐる一族繁栄の野心と姉妹の確執の物語です。

 

ブーリン家と王家の結びつき、カトリック教会を巻き込む宗教論争、

エリザベス一世の誕生など、史実をもとにした歴史劇が描かれます。

 

約束された繁栄を掴んだかに見えた一族の悲劇と感情を翻弄され続ける君主。

印象に残ったのは君主への反逆罪の後味の悪さ。

愛憎劇から一転、王家の名の下、極刑が執行されていく顛末。

見物に集まる民衆の憎悪と家族の失意。

 

他人の感情を操る能力に秀でていることに心を奪われてはならない。

そのような教訓めいたものが込められているのかもしれません。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。